「主人はパパとしては大満足の90点。ただ、夫としては…20点ぐらい(苦笑)?」と語るのは、大阪からお越しの福田由貴さん、55歳。結婚31年目を迎えた現役エステティシャンの奥様だ。ショートカットの髪に、年齢を感じさせないハツラツとした笑顔が印象的な由貴さんは、二人のお子さんを育て上げ、今は学生時代から長年連れ添ったご主人との二人暮らしを送っている。「まぁ二人というか、お互い働いてるのでいつも大体一人ですけどね。仕事があるので淋しくは…ないですね」と、少し自嘲気味に笑いながら話す彼女の声には、どこか達観した響きがあった。お酒を飲んで帰りが遅いご主人と、土日も仕事で忙しい由貴さんは、生活のリズムが合わなくなりがち。そんな中、ご主人のイビキと寝相の悪さがきっかけで別々の部屋で寝るようになり、夫婦はすっかりセックスレスになってしまった。
由貴さんの人生は、結婚当初から慌ただしくも充実したものだった。20代半ばでご主人と出会い、学生時代からの付き合いを経て結婚。ご主人は当時、商社勤めの真面目なサラリーマンで、優しくて頼りがいのある人だった。「あの頃はね、ホントに楽しかったんですよ。デートで万博公園に行ったり、梅田で映画見たり。プロポーズもね、『ずっと一緒にいたい』ってストレートで、嬉しくてすぐOKしちゃった」と、遠い目をして懐かしそうに語る。由貴さん自身もエステティシャンとして働き始め、結婚後も仕事を続けることを選んだ。やがて二人の子供が生まれ、子育てと仕事の両立に追われる日々が始まった。ご主人は子供たちに優しく、休日は一緒に遊園地へ行ったり、宿題を見てやったりと、パパとしては文句なしの90点だった。「子供たちからも慕われてましたし、私もそこは感謝してるんです」と由貴さんは頷く。
しかし、夫婦としての関係は、時とともに変化していった。子供たちが小さい頃は、忙しさの中でなんとか二人で協力し合っていた。夜、子供たちが寝静まった後にリビングで二人でお茶を飲んだり、週末に少しだけ二人で出かけたりする時間もあった。でも、子供たちが成長し、中学、高校と進むにつれて、ご主人の仕事が忙しくなり、由貴さんのエステの仕事も土日がピークになるようになると、すれ違いが目立つようになった。「主人は営業だから接待も多くて、お酒飲んで帰ってくるのが遅い日が続いて。私も土日が稼ぎ時だから、休みが合わないんですよね」と由貴さんはため息をつく。平日はご主人が深夜に帰宅し、由貴さんが朝早く出勤する。週末は由貴さんが仕事で、ご主人が家でゴロゴロ。そんな生活が何年も続き、二人の会話は減っていった。
そして、ある出来事がきっかけで、夫婦の距離はさらに広がった。数年前のある夜、ご主人が酔って帰宅し、いつも以上に大きなイビキをかいて寝ていた。由貴さんは隣で眠ろうとしたが、寝相の悪さで布団を独占され、蹴られる始末。「もう我慢できなくて、ソファで寝たんですよ。それがきっかけで、別々の部屋で寝るようになっちゃって」と由貴さんは苦笑いする。最初は「一時的なもの」と考えていたが、別室での睡眠が快適すぎて、そのまま定着してしまった。ご主人は寝室で、由貴さんは隣の部屋で、それぞれ自分の空間を持つようになった。「イビキも聞こえないし、蹴られもしないし、正直ラクなんですよね」と彼女は言うが、その声にはどこか寂しさが滲む。
そうなると、夫婦のスキンシップも自然と途絶えた。「セックスレスなんて言葉、昔は考えもしなかったですけどね。今はもう何年もご無沙汰で…主人も私もその話題には触れないんです」と由貴さんは少し照れ臭そうに語る。結婚当初は、新婚の甘い時間を楽しんでいた二人。子供が生まれる前は、週末に二人で過ごす夜に愛を確かめ合ったり、旅行先のホテルで情熱的な時間を過ごしたりしたこともあった。でも今は、そんな記憶も遠い過去のものだ。「主人も疲れてるだろうし、私も仕事でクタクタだし、別に求めようとも思わなくて」と由貴さんは淡々と続ける。それでも、心のどこかで「夫としては20点」と辛辣に評価してしまうのは、かつての情熱が冷めてしまったことへの小さな苛立ちなのかもしれない。
今、由貴さんの日常は仕事を中心に回っている。エステティシャンとして30年近く働いてきた彼女は、技術に自信を持ち、常連客からも信頼されている。「お客様に『気持ちいい』って言われると嬉しいし、仕事があるから淋しくはないですよ」と明るく話す。休日は少ないが、家で一人お茶を飲んだり、ドラマを見たりして過ごす時間が癒しだ。一方、ご主人は相変わらずお酒を飲んで遅く帰り、週末は家でゴロゴロ。由貴さんが仕事から帰ると、リビングにはビールの空き缶が転がっていることもある。「片付けるのも私ですしね。夫としては20点って、そういうとこですよ」と笑うが、その笑顔には諦めが混じっている。
別々の部屋で寝るようになって以来、二人の関係はまるで同居人のようだ。朝、ご主人を見送り、夜、由貴さんが帰宅する。お互いに「行ってきます」「おかえり」と言うが、それ以上の会話はほとんどない。「子供たちが自立して、家が静かになったのもあるんですけどね。昔みたいに二人で何かしようって気力もなくなっちゃって」と由貴さんはしみじみ語る。それでも、彼女は「淋しくはない」と言い聞かせるように仕事に打ち込む。夫婦としての情熱は失われたが、パパとして90点だったご主人への感謝は今も変わらない。そんな複雑な気持ちを抱えながら、福田由貴さんの日々は過ぎていくのだ。
商品発売日 | 2017-12-21 10:00:00 |
収録時間 | 139分 |
出演者(女優) | 福田由貴 |
監督 | 南大地 |
シリーズ | 初撮り五十路妻ドキュメント |
メーカー | センタービレッジ |
レーベル | 聚楽 |
ジャンル | 熟女 人妻・主婦 デビュー作品 ドキュメンタリー 中出し 単体作品 ハイビジョン |
品番 | h_086jrzd00774 |
【プロフィール】福田由貴

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